トーレンズは受けにも責めにも行けるという可能性が、という冗談。

あながち上記の一文に間違いはないが、トーレンズというクリーチャーは決して価値の低いカードではないと考えている。
伝説性があるため盤面に1体しかいることが出来ないというデメリットはあるが、このクリーチャーは令和に調整を受けた僧院の導師であると考えているほどだ。

①クリーチャーを唱えるだけでクリーチャーを生む
まあ、これだけならメンターもヤンパイも呪文からクリーチャーを生んでくれるので、それを緑白というカラーリングにしたらこういう能力になるだろう、と理解はできる。
ただ、これは「クリーチャーは打ち消されない」と書いてあることにほぼ同義。カード一枚に対して一枚の交換ではなくなる。

②トークンの保証サイズが2/2、それ以上になる可能性も
メンターと同じように見えて、それよりひどい可能性があるのがトークンと本人につけられた「訓練」能力。
以前存在した「教導」と格好は似ているようでだいぶ違い、教導はパワーが高いものが持っていないと使えなかったのに対し、訓練は低い方が高い方へ合わせていく能力のため、バケモノをぶち込んでいくだけで機能する。
また、修正が永続であるというのがメンターよりもひどい点で、大きいものと一緒に殴らないといけないのはメンターの果敢と違い防御的な扱いが出来ないが、そのリターンはメンターより大きい。

③カティルダ、亭主、歓迎する吸血鬼……組み合わせに困らない能力
カティルダと組み合わせると太陽の指輪より便利なマナクリーチャーへ、亭主や月皇の古参兵と組み合わせると頭のおかしいライフゲイン装置に、歓迎する吸血鬼や調和の儀式と組み合わせるとどんな大型クリーチャーからもドローが出来るグリンパスに早変わりする。いたずらの可能性無限大である。


大まかなところこの3つ。自分自身は①と②が明らかにメンターだと大喜びして着目したのが最初なのだが、本日③に目をつけたデッキを組んだらどうなるのか、という会話に花が咲いた。

テーマは「ライフゲインデッキは強いのか」である。

③にも書いた通り、現在のスタン環境にはシスターが2種ある。シスターとは書いたが、どちらもおっさんである。
そして、ソウルシスターズに欠かせない群れ仲間だが、環境に3種も存在するのである。
1体目はトレッサーラ。占術まで行う偉い奴だが、伝説なのが玉に瑕。ただし、緑白はカラーリングぴったりなので採用圏内。
2体目は毛色が変わり、クレリック・クラス。そのレベル2は群れ仲間というよりもヘリオッドのそれだが、どこにでもバラまけるのは強い。リアニメイトも相まって威力はバカにならない。
3体目は新顔の祝福されしものの声。白シンボルが濃くなったが、その威力はバケモノ。飛行と警戒と破壊不能の10/10が完成する可能性は高い。

カウンターデッキならお供に硬化した鱗でも欲しいところだが、そんなカードは無い。が、倍増の季節ならある。
ヴォリンクレックスである。

ここまで話を進めてきて、デッキの骨子が出来上がった。

メインからヴォリンクレックスを採用するため、土地は25枚程度は必要となる。
基軸となるシスター(おっさん)は8枚フル搭載、群れ仲間は8~9枚でいいだろう。
トーレンズはフル搭載したいが、伝説性と3マナのコストも考慮して3枚あればいい。
カティルダもあると嬉しい1枚だが、こちらは2枚に。訓練を奨励する野心家は4枚のフルで。カウンターデッキのスーパーマン、トレバクの随員も入れて、こうなる。


25土地

4随員
4古参兵
3トレッサーラ
2カティルダ
4亭主
4野心家
4声
3トーレンズ
2ヴォリンクレックス

2クレリック
4スタンス

こんなところだろうか。少しスペースを開けられるならば豊穣の碑文も訓練を推奨しながら格闘できるいい選択肢と言えるし、③で記した調和の儀式はマナある限りグリンパスとなるためサイドの良選択肢でありうるだろう。


先日自分が記したリスト(少し調整したリストで今日も横浜晴れのラストサン予選でトップ8に残った)は「人間」に寄せ、大量の物量で殴ることに特化するためのリストである(あくまでこれは人間デッキだとスタッフさんにも伝えた)。
別軸からライフゲインの要素へもっていくことで、なかなかおかしなゲイン量と縦伸びへもつなげられることが分かった。
まあ、気になるなら8枚くらいは買って損はないかもしれない(伝説なので1000枚とは言わない)

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