https://www.youtube.com/watch?v=j9HAtAyg8fo

まずはコレを見てほしい。
なかなかギャグセンスが高いフォーマットでありながら、地味に面白そうである。
ということで、少しだけ真剣にこのフォーマットを見てみたい。

まずは、このフォーマットにはかなりの格差があることが前提になる。
優遇の有無、というよりは、それに関連したPW以外のカードがどれだけ刷られたかということである。
そうすると、以下の前提が見て取れる。

①いかに古くから存在していたか
当たり前だが、古くから存在していれば、そのPWは種類数も多い。つまりそれだけ選択肢も増えるということだ。
例外は途中退場しているかどうか。古くても「ヴェンセール」のように歴史から抜けてしまってこれ以上増えづらい(増えないとは言わない。フレイアリーズなどは死後PWになった)カードはそもそも成立しないこともある。

②基本セットに登場したか
実はこれ、割と重要な要素。PWの名前を含んだあれやこれがピックアップされやすいのだ。
特に、そのPWが基本セットの顔であるとなると要素が大きくなるのが最近の基本セット。該当が2度あるチャンドラ(M14とM20)はさすがにひいきされすぎである。

③灯争大戦に登場したか
クッソ多いPWが登場したこれ、そのPWに関連したカードも必ず登場するのだ。ただ、再録もあるので注意が必要。

こう書き記すと、あるPWがエコヒイキのごとく作りやすいのがわかる。
そう、「チャンドラ」である。
①は初期PWカードの顔として、②は記述した通りM14とM20の二度、そして③まである。なんならGWなので誓いサイクルまでとれるし、初期GWだったため敗北も勝利もある。
そんな贅沢仕様でありながら赤単色から外れたことがないことも大きい。

次点に推すのは「ガラク」と「テフェリー」。
ガラクは①の初期PWを満たし、②についてはM15がガラクフィーチャーであることに加え、ニッサが台頭するまでの緑の顔、③が欠ける点がマイナスではあるが、そもそも緑のクリーチャーデッキ推しの彼である、関連カードがクリーチャーまみれで殴りやすい。
テフェリーについては①がなんとPWカード以前から存在するというのがポイント。また、統率者にも彼関連のカード、そもそもデッキとしてのフィーチャーがあり、関連カードについては文句なし。②もM21があり、③はかの3テフェがいるほど(関連カードは名前がないが)。古いカードが多いこともあり作るのは難しいが、出来ればかなりのコントロールモノになる。

なお、微妙に触れたくはないPWというのも存在する。
「アジャニ」「ニッサ」の2種である。
これらは①②③を満たすのだが、とにかく色が散る。アジャニは「白」「緑白」「赤白」ととっ散らかり(最近は緑白が多い印象)、ニッサも「緑」「緑青」「緑黒」と同様。
さらにこの2種、フィーチャーされる能力が散っているうえ(アジャニは前期がライフゲインで後期がカウンター設置、ニッサは前期がエルフで後期が土地)、噛み合う名前入りカードが少ない。数さえ増えれば「バスリ」のほうがいいんじゃないかと思えるほどだ。

ということで、以下の定義が加わる。

④PW能力がわかりやすく一直線
例えばチャンドラなら火力、ガラクならクリーチャー、テフェリーはテンポというように、方向性が定まったPWとして突っ走っている。
そういう意味では「ジェイス」「リリアナ」も同様に見えるが、実はジェイスは記憶と知識であるためライブラリーと手札で少し散っており、リリアナは屍術というリアニメイトかと思いきや黒らしい能力まとめという風に散ってしまい、なかなかどうして一方向に向いていない。
この方向性がきっちり定まるなら「ウギン」(無色テーマ)のほうが強いまである。


これを読んだら、こんな爆笑フォーマットで楽しく真剣に考えるということをやってみてほしい。
そして、様々な(クソ)カードに触れてみてほしい。

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