アブザンスケイル:どういうデッキで、どう戦うか
2020年9月29日 Magic: The GatheringウーロBANおめでとう。そしてやはりゼンディカーからはBANが出なかった。
ある強豪プレイヤーは「あのデッキのヤバいのはウーロではなくコブラ」と言っていた。そうじゃなきゃあのマナベースが機能しない。
ということでウィザースさん、次はオムナスじゃなくてコブラですよ、コブラ。
さて、話変わって「アブザンスケイルというデッキはどう戦うか」という話。
基本はミッドレンジアグロ。限りなくソリティアな4Cオムナスは頭一つ押さえればいいのだけれど、このデッキは多頭のすべてが脅威になりうる。
1枚ずつ、役割を考えながら解説。
群れのシャンブラー
貴重な1マナ。除去耐性があり、自身が殴ることがハンガーバックより躊躇ないあたり、ハンガーより強烈。今パイオニアの鱗を有色で組みなおせと言われたら、確実にこいつも採用。
後々膠着しても強化して突破がらくらくこなせる辺りも強み。
光輝王の野心家
恐ろしき2マナ。シャンブラーの殴りだしを2点で許容する。更に後々のカードに勝手にカウンターを載せる偉い子。1/1のタイミングが少し長いことが弱点になるが、それは火力やパワー押しの場合に限る。
漁る軟泥
抜きたくても抜けない枠。ローグの切削に対して強く当たれる。ただ、役割がそれだけになってしまったため、これからはサイドに落としてスカイクレイブの影を検討。
議事会の導師
言わずと知れた要。鱗に2/2くっつけて、ライフゲイン要素まで持っている。蛇の時と違って毒や-1/-1まで増やさないのは偉いし、殴り得なところも多々。まあ、スタンじゃ関係ないが。
スカイクレイブの荒廃者、グラークマウ
最強除去耐性持ちであり、避雷針。一度破壊されても最低3/3保証な辺りはバカとしか言いようがない。環境の除去定義が無情な行動なので躊躇いがあったが、絶滅の契機でやられづらい可能性を考えて採用。
オラン=リーフの軟泥
泥とかハイドラとかキノコとか、そんなんばっかだなこのデッキ。載せたカウンターをちまちま増やしていく偉い子であり、カウンターを置いていくこともできる。ちっちゃいカロニアのハイドラ。あれより軽くて偉い。
鎖を解かれしもの、ポルクラノス
繰り返しの除去であり、グレヘン誘発剤である。よほどのことがない限り2枚固定。無情な行動が利きづらいのも〇。
バスリの副官
貴重な全除去耐性。単品除去ならさらに〇。4マナが少々重めの部類なので、ポルクラノスと散らして2-2。除去耐性はグラークマウもいるので、併せて5枚なら文句なし。
石とぐろの海蛇
カウンターデッキだから当たり前のごとく採用。ちなみにこれと副官でマルチカラープロテクションも6枚。ディミーアローグに対しても少しマシになる。
グレートヘンジ
入らないわけがない。マナフラも少し受けてくれる上、これから緑の神話へつなぐとドローもついてくる。+1/+1カウンターを載せてくれるのも〇。
無情な行動
除去枠。ポルクラノス、グラークマウと合わせて黒8枚なので、積極的に黒を求めなくてもいいのが強い。というか、除去は最後の突破口を開く役なので、7~8枚あればいいわけで。
豊穣の碑文
除去としても使える強化スペルにして、ゲイン呪文。まあ、ゲインは使うかどうか微妙なところ。不器用なドロコマ。ザレスと海蛇が格闘したりできる。
ただ、格闘とカウンターは除去を上に積まれると弱いので、枚数としては2枚が限度と考える。
エメリアの呼び声
変わり樹の共生
土地枠であり、ロングゲームを制する枠。4-4を積むリストがあるが、正直なところレッツボルトインで死が見える上、呪文としてそんな枚数使うことがないのは確定なので2~3ずつでいいというのが結論。エメリアは後半から終盤に1枚あれば問題ないし、色マナの拘束も重い。変わり樹は逆に色マナの拘束がグレヘンで少し解消されている部分もあり、もう1枚が見える。積みすぎるとボルトイン辛いけど。
マナベース
ここが参考にしたリストと大きく変わる部分。
基本として緑⇒白⇒できればアンタップインなので、まず緑を濃いめに。白は緑と均等バランスでもいいが、エメリア以外の色拘束がないのもあるので緑より薄目。黒は最短3手目となる(真っ先に無情を撃つシーンなんてほぼない)ので、最低限の9枚程度。
アグロとして出来るだけのアンタップインが条件となるので、タップインは減らしトライオームのみ。両面ランドをフル投入することで白カウントを増やしつつも黒を確保。あとで困ることがありうるので、沼を1枚だけ。
両面ランドの黒、トライオーム、そして沼1で黒は完全確保。白は両面ランドが両方とも確保、トライオーム、エメリアで14カウントなので、平地の必要性がなくなったものの、念のためピンでアンタップインを11カウントし、2手目を確実に。残りを緑にすると両面の4、トライオーム4、変わり樹2。10枚しか確保できていない。余りを全て森(土地合計は23として)にすると15枚。アンタップインが11なので少々不安だが、ま、1手目トライオームならタップインだから楽観視。
マナベース警察には注意喰らいそう。
4Cオムナス、オムベンチャーに対応する策を少し練るサイドにすれば、やってくれる子だと思う。
ある強豪プレイヤーは「あのデッキのヤバいのはウーロではなくコブラ」と言っていた。そうじゃなきゃあのマナベースが機能しない。
ということでウィザースさん、次はオムナスじゃなくてコブラですよ、コブラ。
さて、話変わって「アブザンスケイルというデッキはどう戦うか」という話。
基本はミッドレンジアグロ。限りなくソリティアな4Cオムナスは頭一つ押さえればいいのだけれど、このデッキは多頭のすべてが脅威になりうる。
1枚ずつ、役割を考えながら解説。
群れのシャンブラー
貴重な1マナ。除去耐性があり、自身が殴ることがハンガーバックより躊躇ないあたり、ハンガーより強烈。今パイオニアの鱗を有色で組みなおせと言われたら、確実にこいつも採用。
後々膠着しても強化して突破がらくらくこなせる辺りも強み。
光輝王の野心家
恐ろしき2マナ。シャンブラーの殴りだしを2点で許容する。更に後々のカードに勝手にカウンターを載せる偉い子。1/1のタイミングが少し長いことが弱点になるが、それは火力やパワー押しの場合に限る。
漁る軟泥
抜きたくても抜けない枠。ローグの切削に対して強く当たれる。ただ、役割がそれだけになってしまったため、これからはサイドに落としてスカイクレイブの影を検討。
議事会の導師
言わずと知れた要。鱗に2/2くっつけて、ライフゲイン要素まで持っている。蛇の時と違って毒や-1/-1まで増やさないのは偉いし、殴り得なところも多々。まあ、スタンじゃ関係ないが。
スカイクレイブの荒廃者、グラークマウ
最強除去耐性持ちであり、避雷針。一度破壊されても最低3/3保証な辺りはバカとしか言いようがない。環境の除去定義が無情な行動なので躊躇いがあったが、絶滅の契機でやられづらい可能性を考えて採用。
オラン=リーフの軟泥
泥とかハイドラとかキノコとか、そんなんばっかだなこのデッキ。載せたカウンターをちまちま増やしていく偉い子であり、カウンターを置いていくこともできる。ちっちゃいカロニアのハイドラ。あれより軽くて偉い。
鎖を解かれしもの、ポルクラノス
繰り返しの除去であり、グレヘン誘発剤である。よほどのことがない限り2枚固定。無情な行動が利きづらいのも〇。
バスリの副官
貴重な全除去耐性。単品除去ならさらに〇。4マナが少々重めの部類なので、ポルクラノスと散らして2-2。除去耐性はグラークマウもいるので、併せて5枚なら文句なし。
石とぐろの海蛇
カウンターデッキだから当たり前のごとく採用。ちなみにこれと副官でマルチカラープロテクションも6枚。ディミーアローグに対しても少しマシになる。
グレートヘンジ
入らないわけがない。マナフラも少し受けてくれる上、これから緑の神話へつなぐとドローもついてくる。+1/+1カウンターを載せてくれるのも〇。
無情な行動
除去枠。ポルクラノス、グラークマウと合わせて黒8枚なので、積極的に黒を求めなくてもいいのが強い。というか、除去は最後の突破口を開く役なので、7~8枚あればいいわけで。
豊穣の碑文
除去としても使える強化スペルにして、ゲイン呪文。まあ、ゲインは使うかどうか微妙なところ。不器用なドロコマ。ザレスと海蛇が格闘したりできる。
ただ、格闘とカウンターは除去を上に積まれると弱いので、枚数としては2枚が限度と考える。
エメリアの呼び声
変わり樹の共生
土地枠であり、ロングゲームを制する枠。4-4を積むリストがあるが、正直なところレッツボルトインで死が見える上、呪文としてそんな枚数使うことがないのは確定なので2~3ずつでいいというのが結論。エメリアは後半から終盤に1枚あれば問題ないし、色マナの拘束も重い。変わり樹は逆に色マナの拘束がグレヘンで少し解消されている部分もあり、もう1枚が見える。積みすぎるとボルトイン辛いけど。
マナベース
ここが参考にしたリストと大きく変わる部分。
基本として緑⇒白⇒できればアンタップインなので、まず緑を濃いめに。白は緑と均等バランスでもいいが、エメリア以外の色拘束がないのもあるので緑より薄目。黒は最短3手目となる(真っ先に無情を撃つシーンなんてほぼない)ので、最低限の9枚程度。
アグロとして出来るだけのアンタップインが条件となるので、タップインは減らしトライオームのみ。両面ランドをフル投入することで白カウントを増やしつつも黒を確保。あとで困ることがありうるので、沼を1枚だけ。
両面ランドの黒、トライオーム、そして沼1で黒は完全確保。白は両面ランドが両方とも確保、トライオーム、エメリアで14カウントなので、平地の必要性がなくなったものの、念のためピンでアンタップインを11カウントし、2手目を確実に。残りを緑にすると両面の4、トライオーム4、変わり樹2。10枚しか確保できていない。余りを全て森(土地合計は23として)にすると15枚。アンタップインが11なので少々不安だが、ま、1手目トライオームならタップインだから楽観視。
マナベース警察には注意喰らいそう。
4Cオムナス、オムベンチャーに対応する策を少し練るサイドにすれば、やってくれる子だと思う。
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