新しいフォーマットが来た。どうやら公式はかなり力を入れるっぽい。
そりゃそうだ。新規参入者がスタン以外に手を出しづらくなってしまったのだから。
でも、古いカードが使える環境ではあるため、変なカードの高騰は不可避。
そこで、現状の非公式であるものの近いフロンティアとの比較から入る。

フロンティアとの大きな違いはふたつ。
①禁止カードがある
フェッチ禁止。これは割と大きい。現状フロンティアとの差別化を図る上で、一番のポイント。フェッチバトラン⇒フェッチギルランの恐ろしいほどマナベースがどうにでもなる環境から一変、多色化が険しい道のりとなる。
とはいえ、禁止改定前のスタンですら5色容易なので、5CGのようなデッキが現れてもおかしくはない。ベジテーション2種あるし。

②ラヴニカへの回帰とテーロスの2ブロックとM14が使える
これも大きい。何が大きいかって、キーワードが15個近く増えている計算であり、スリヴァーが息をし始め、信心を手に入れた単色デッキがはびこる可能性を持ち、そのくせ最強の部族カードである変わり谷を使える。
マーフォーク、ゴブリン、騎士あたりは喜んでヒャッハーできるようになるだろう。


で、僕は声を大にしていいたい。
これはフロンティアを追っている人たち、あるいはフロンティアから移行できるようなものではない、と。


理由は上記のふたつの通り。墓地を肥やすことがしづらく、多色化が容易ではなく、単色が幅を利かせてもおかしくない信心を得ている。ましてエルドレインで一徹なんて単色推しを手に入れた直後。赤単信心なんてものが復活したって驚かないし、ゼナゴスエムラ26点トランプルが起こってももう何も。

どちらかというと、比較対象はモダンで、果たしてモダンで成立しているデッキをこのパイオニアへ持ち込めるかがミソ、と踏んでいる。

ここで、モダンからパイオニアへの転移が可能なデッキをいくつか。

①バーン
ただし、ボロスではなくグルール。帰化が2点ついてきたり、アタコマがあったり。稲妻がない、という欠点は巻き添え被害や巨人で躱せるし、その分クリーチャーが増えるなら闘争/壮大なんて選択肢も。ゴブリンガイドとラヴァマンサがいないのは損魂やティムもちで代替が利く。割と欠点は補える。

②コピーキャット
手に入れたものは少ないし、失うものが大きいものの、一定数はあると踏む。青力線、白力線。そしてテフェリー。僕はこれがロックとの2パターン体制になってもおかしくない、と思う。そう、テフェリーと潜在能力で完全ロックである。

③鱗親和
エルドレイン参入でいよいよ可能になったアーキタイプ。大きな爆発力をもたらすラヴィジャがいないが、チャンピオンの代わりとなる海蛇、1/1/1速攻にして回避能力まで持つブルート。博覧会に産業の塔と、土地の基盤からも推してくる。相方の色さえ間違えなければいいポテンシャル。

④ゴブリン
フロンティアに比して得るものが少ない、というのは嘘である。トークンをブロック不可状態にする忠節者、そして前述の変わり谷。エルドレインからはエンバレス城という最強の相方、緑を差し込むならグラングリーなんてヤツもいる。

⑤コントロール
実はわりかし危なそうなアーキタイプ。テフェリー2種、バーディクト、スフィンクス。霊異種も戻ってきたし、軽く殴り続けられる谷もある。エスパーまで広げればアルコンも選択肢だろう。ヘビィだが裁くカードも多い、そんなアーキタイプ。


とりあえず5種例示。まずはここから選ぶのが無難じゃないかな、と。

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

この日記について

日記内を検索