前シーズンの鱗のように、ゴーグルバーンを調整する自分がいるのであった。


今調整しているのは赤白タイプ。プロツアーで三原さんが使っていたタイプをベースにしたもので、サイドはクリーチャー満載のやつである。
とはいえ、白緑トークンが増え続ける現状を何とかすべく、少しいじる。

現在は
焦熱の衝動 4⇒3
稲妻の斧 3⇒4
コジレックの帰還 0(サイド2)⇒2
この辺りは白や緑のクリーチャーを焼き払うための投入。本当は神聖なる月光と迷ったが、白がタッチ程度であること、事後対処のしやすさを考慮して撃ちやすいコジリタへ。

アヴァシンの裁き 1⇒0
魔導士輪の魔力網 4⇒3
アヴァシンの裁きはマッドネス専用カードにしかならないため採用見送り、魔力網は土地26という構成がマナフラへ至ると考慮して1枚減。

こんな感じである。サイドプランも少しいじり、罪人への急襲や神聖なる月光を採用。
内部着火1枚採用も考えている(知恵の拝借や侵襲手術への対応策)。


やはりプロの構築というべきか、先手後手の入れ替えや先手での突き放しが溺墓の寺院と魔力網のおかげでかなり起こしやすく、ゴーグルが4手目、チャンドラが5手目に着地することが多い。魔力網が後半の陥落に向けて腐らないのもGOOD。
特にブンブンすると、4手目のゴーグルからマグマの洞察力へ繋ぎ、手札の尽きがまるでなくなる。難題の予見者に来るなら来いよと言えてしまう。来させて一手耐え、ナヒリやチャンドラまで行けばあとは安全に終わらせられると思う。

もちろん、ブン回ったときの赤単(突沸⇒ゴーグル)に一手足りないことは否めないが、そこは土地という安定した供給源(突沸は一瞬に過ぎない)と、2手目が苦しめる声というのをかなり許容すると考えればよいのだろう。たいてい、2手目は魔力網張って貯めるのだが。


あと、このデッキの良さはほとんどマリガンをする必要がないところにもある。
土地2~5を引いてさえいれば、マグマの洞察力か苦しめる声のいずれか、溺墓か癇しゃくのいずれかも確実に引いている。1手目のタップインから2手目で引き増して、3手目に癇しゃくか溺墓の返却につなげば、ゴーグルやナヒリといったプランニングが取りやすいのだ。
悪い言い方をすれば1~3はほぼマグロで返すという苦しさはあるが、ゴーグル最速着地を行えば、アーティファクトを割れないデッキはこれだけでがっくり来るだろう。今のファクトデスなんてどうせコラコマしかなく、それをとれるのもダークジェスカイ亡き今、赤黒吸血鬼くらいしかない。
白緑が完全回答のドロコマを持っているが、コピーまで防ぐのは無理がある。

びっくりするのはそれだけではない。ナヒリんの奥義である。
クリーチャーの疾駆と書いてあるように見えるが、メインプランの時でもゴーグルを引っ張ってこれるため、ゴーグルが着地していれば3倍界王拳である。
乱暴に書けば、適当なスペルから陥落を撃たなくても人が死ぬ。最速着地プランでも4マナ⇒6マナ⇒8マナ。X=3×3(いろいろ並んだクリーチャーを最大6体焼き殺せる)である。書いててなんだがなんじゃこりゃ。浮きの1マナでマグマの洞察力や焦熱の衝動、稲妻の斧をかますとX=6×3。何を言っているんだこいつは。
たいていその前に適当に火力をブッコんでいるので18点で人は死ぬ。十三恐怖症ならぬ18恐怖症と化す。なんで18点が即死圏内なのか小一時間問い詰めたくなるのだ。


いやほんと。プロが作るとこうも違うか。

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